Process
Performance
Documentary
これは、今を生きる我々が
場所と距離を取り戻すための
遊びの記録である

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Press Release

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2017.5.1-2019.11.28

2017年に会えなかったのは、移動できたから
2020年に会えないのは、移動できないから
身体をともなう移動と
そうでない移動(インターネット・コミュニケーション)
ウイルスや動物はおかまいなしにどんどん移動してる
移動できなくなって会えなくなったのは人間だけ
〈text:河内〉

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2020.4.15-2020.5.31

ハコを抜け出しハコの中身を想像し
会わずに過ごした
3日に1回 KYUKAKUUSHIO AIRの日々

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2020.6.1-8.9

俺達は次の獲物を求めて
「4つの国からなる大きな島」を目指した。
だがしかし、遠すぎて辿り着けなかった。
諦めずに俺達は次の獲物を求めて
大昔に栄えたという「鹿の都」を目指した。
だがしかし、やや遠すぎて辿り着けなかった。
諦めずに俺達は次の獲物を求めて
「海の向こうにある山」を目指した。
海に棲むホタルの助けを借りて辿り着くとそこは
俺達の住む街と地続きだった。
〈text:吉枝〉

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2020.8.10

到着し 説明もなく すぐヤマー
〈text:石橋〉

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2020.8.11

何紡ごう 山、海、過去、を かき集め
〈text:矢野〉

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2020.8.12

本当にずっと人と会ってなくて、メンバーとはかれこれ8ヶ月以上も会わずにずっとオンラインで会話していたので、ヤマーでみんなに会ったら変な感じするのかなと思ったけど、
いざ会ってみたらオンラインの方が変だったんだって思った。
〈text:村松〉

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2020.8.13

見えぬもの 山の向こうの 奮闘は
〈text:中原〉

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2020.8.14

総じて1番ぴったりくるのは
われおもうゆえにわれあり
です。
〈TEXT:藤谷〉

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2020年8月15日午前4時、きゅうかくうしおプライベートスペースYamah(ヤマー)にて行われた非公開舞台作品「地鎮パフォーマンス」。
自らの手で山林を切り開き舞台を立ち上げたきゅうかくうしおが、きゅうかくうしおを観客として即興・1発撮りで敢行したこのパフォーマンスの映像を公開します。
きゅうかくうしお「地鎮パフォーマンス」

【ヘッドホン・イヤホン推奨】(上映時間:約23分)
ともさんから「早朝の虫の声の変化を楽ちゃんに聴いてもらいたい」と言われたわたしは、全員で共有・体感するために早朝ロケを提案しました。きゅうかくうしおの過ごした時間に没入してください。
(録音/監督 中原楽)

■概要:きゅうかくうしお自らが開墾・建造した舞台で舞った、作り手・観客ともきゅうかくうしおの非公開パフォーマンスの映像を公開。
■公開日時:2020年9月18日(金)19:30 (無料公開・公開終了日未定) 
■公開場所:YouTubeきゅうかくうしお公式チャンネル内「地鎮パフォーマンス」ページ https://www.youtube.com/watch?v=QY08F3DW05w
■出演・企画制作・観客:きゅうかくうしお

【きゅうかくうしお】 中原楽(録音/監督)、辻󠄀本知彦(踊り子/原案)、松澤聰(撮影編集/脚色)
矢野純子(宣伝美術/検証)、石橋穂乃香(ほのちゃん/写真)
河内崇(舞台監督/施工)、吉枝康幸(照明/土木)、森山未來(踊り子/開墾)
藤谷香子(衣裳/新参)、村松薫(制作/育児)

パフォーマンス予告映像

パフォーマンスの原案となった辻本知彦のテキスト/映像公開にあたっての森山未來からのメッセージ
Text by 辻本知彦
舞台公演はこの状況下、厳しい
、、、偶然だけど丁度いいなと
新しい場所をきゅうかくは求めている
場を変えることでパフォーマンス自体も変化する
ヤマー
山を切り開く
開墾作業
土を掘り起こして起こして、沢山の虫達が顔を見せる。こんなにも土の中に生物が居たのかと、彼らからすれば迷惑そのもの、生命の感謝なんてこんな時にしか思わない、食事してても思い出せない、物質が何で出来ていて、どうやって製品になってるかなんて、普通に生きてりゃ、そんなもんだよ、でもそれじゃダメなんだよ、生きてるうちに気がつかなきゃいけないものがあるんだ、
日々感謝せねばせねばと、
木々を倒して行く、自分の目的の為に、虫の声なんて聞いちゃいない。聞いた所で止めれるか、
地球の破壊と一緒、何を学んで生きてんだ
俺って残酷か。。。
やべー開墾楽しい、素晴らしい。
凄い土とかと戯れてなんか生きてると感じ
自分の知らない時代の遠い昔の野性を感じ
人が生きてく為にこうやって自然をいわゆる破壊をしてるわけで
実際に僕らが直接してなくても、誰かがこうしてやっているんだ、、、
命を削ってものは作られて、命を奪って生命は紡いでいく、、
どう生きればいい
何を正義とする、どんな信念貫いていく
きゅうかく
まあ、散らかってるというか、めんどくさいというか
こだわりを持った仲間
そんなきゅうかく
答えはない
でも
探してる
きゅうかくうしお
みんなが同じ方向に向いた時
もっと信念を持って行動できる
間違ったことなんていろいろあるよ
スーパーポジティブに考える力が欲しい
生きてく力が欲しい
今の時代にいきてる
 
生命への感謝
辻本知彦
Message from 森山未來
前から流行りの「サステナブル」という言葉は、詰まるところ「停滞した文明」なのだと誰かが言う。
興行を打てなくなった芸術は「アマチュアリズム」に戻るしかないと誰かが言う。
成長を止めた経済は成長率0%だが、それはつまり循環を指すのではないか。
今すぐとは言わずとも、いずれ訪れるであろうそんな世界を想像しながら、きゅうかくうしおは自然を畏れ敬い、その恵みを享受し、きゅうかくうしおで分かち合う。
山林を切り拓き、木々を燃やして明かりを作り、海水を塩に変えて場を清め、きゅうかくうしおがそこにいる。
「サステナブル」で「アマチュアリズム」なきゅうかくうしおの表現は、人知れずやがてひっそりと土に還るのみ。
と、そこまで言い切れるほどの覚悟はまだないので、よければ共有させてください。
森山未來
「地鎮パフォーマンス」のドキュメンタリー映像をYouTubeきゅうかくうしお公式チャンネルにて公開中。
Yamahに来て感じたこと、やりたかったこと…踊り子以外のメンバーのコメントも交えて、作品ができるまでの過程を、クリエーション中もカメラを回し続けていた松澤聰による編集でお届けいたします。
きゅうかくうしお「地鎮パフォーマンス」ドキュメンタリー 〜八人の視点〜

2020年夏、自ら山林を開墾・建造した舞台で舞った、“作り手・観客ともきゅうかくうしお”という非公開舞台作品「地鎮パフォーマンス」。このクリエーションの様子を、踊り子(辻󠄀本、森山)以外のメンバーのコメントも交えてお届けします。Yamahに来て感じたこと、やりたかったこと、、、きゅうかくうしおの、場所と距離を取り戻すための”遊び”の記録をどうぞ。